庭のツツジが咲き始め、満開です。
季節が進むのは早く桜から新緑へ、お茶は4月、炉が最後になります。
掛軸は「竹為君葉々起清風」(竹は君が為に葉々として清風を起こす)。
清々しい風が竹林を吹きぬけていく風情です。
春は新しい旅立ちの時、良い将来が拓けるようにとの意味もあります。
棚は「溜精棚」(りゅうせいだな)。柄杓の柄を使った丸窓が特徴で、
水指は染付「竹」。丸窓から竹林の涼しげな風を感じていただけるように。
お点前は棚を使った薄茶と道具の位置が変わる「流し点」(ながしだて)。
(写真上)
「流し点」は、水指が釜の右横になり、お点前はお客様の正面を向きます。
少人数で親しい方々とお話しながらお茶を楽しむ形ですね。
今日のお菓子は春の花が可愛い麩焼き。 (写真下)
棗は「柳」蒔絵。桜は中庭の今年の春🌸
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