新年を迎えて初茶を祝いました。今年は長板に竹文の皆具の取合せです。
皆具は水指、建水、蓋置、杓立が同じ絵柄で、染付のブルーの竹に春を感じます。
掛軸は例年の「好日 日々是」 (大徳寺 藤井誡堂書)。
花入は青磁にお正月らしい松、千両、水仙。
お点前に使っているお茶碗は「三柑の実」(美濃焼)。三柑は、桃(もも)、桔(みかん)、柘榴(ざくろ)で、桃は「厄除け」、桔は「金運」、柘榴は「健康運」を表します。お茶碗の内側が黒で、竹の皆具と朱色の棗によく映えます。
新しい年に幸運を祈る吉祥紋ですね。お点前の方のお着物の色合いが綺麗です。
棗は松と鶴の蒔絵で玄々斎好み「曙棗」(あけぼのなつめ)。
茶杓は銘「初春」(前大徳 福本積応作)。
お菓子はかわいい兎最中🐰。宇都宮の有名なお菓子店「うさぎや」製、社中の方が持って来て下さいました。干菓子は鎌倉豊島屋の新春を彩る「卯」、お菓子の笊(ざる)も食べられます。それぞれ干支のお菓子で、会話が弾み、明るい初茶になりました。
皆さんと一緒に記念の写真(下)です。
今年も健康で楽しいお茶になりますように。
Kommentare